皮膚上に汗を残さない事が重要な理由

皮膚上に汗を残さない事が重要な理由

人間の体は年間を通じ、汗をかき続けています。ほとんど自覚はなくても、眠っている間ですら、私たちはうっすらと汗をかき続けています。

 

これは全く正常な生理現象で、むしろ呼吸と同じく大切な体内運動だと言えます。ですがこの「自覚なしにかき続けている汗」を放置するかケアするか、で体臭の気になり方は全く異なってきます。つまり、日常的にまめに衣類や肌着、寝具を取り換えている人と、そうでない人の違いと言えるでしょう。前者は、ごく自然にかいた汗を皮膚上からはがす、という行為ができていますので、汗からはじまる老廃物のにおいがたまる、ということはほとんどありません。同じことが、脇汗や手汗に関しても言えます。

 

よく「手に汗握る」と表現されるように、手のひらと両わきは、精神的な緊張やストレスが直結して、発汗が起きる部位です。また、両わきは特に汗腺が集中している部分ですので、ごく汗をかきやすい場所と言えるでしょう。普段から少量ずつかいている汗に加え、こういったイレギュラーな汗が最も多く分泌される場所です。その分シーツや衣類以上に、まめに吸湿した肌着を取り換え、水洗いをするべき場所なのです。

 

汗の中には、体内から排出された余計な水分、塩分、そして老廃物が多く含まれています。この汗が皮膚上にとどまってしまうと、乾燥して残る老廃物などを中心に細菌が繁殖し、これが臭いの元となるガスを醸しだします。

 

また、こういった老廃物はいわゆる「体内のゴミ」ですから、敏感肌の方はもちろん、普通肌の人でも簡単に肌荒れや汗疹を起こす原因になってしまうのです。両わきの場合はこれが、いわゆるワキガの初段階として体臭になることが多いのです。また、手のひらに関しては頻繁に手洗いしやすいという利点はありますが、これも汗をかいたまま長時間放置すると、ひどい手荒れの原因になります。特に女性の場合は、主婦湿疹様の肌荒れや小じわなど、老けた印象を与えてしまう材料になるので気を付けたい所ですね。

 

対策としては、制汗剤やデオドラントをうまく使うことに加え、面倒でも頻繁に衣類・肌着を取り換える方法がベストです。それが容易でない場合も、汗をかいた後にタオルなどでさっと汗をふき取っておくだけで全く違います。要は、皮膚上に汗を残さない、という事がとても肝心なのです。