ケアマネジャー #INTERVIEW

“最適なケア”にチームで向き合いその人の“生きる”に尽くしたい。

  • 石川 真郁

    石川 真郁

    いしかわ まい

“最適なケア”にチームで向き合いその人の“生きる”に尽くしたい。

プロフィール

石川 真郁

ノアコンツェル 本社勤務 ケアマネジャー

柔道整復師の資格を取得後、整骨院に約1年間勤務。その後、子育てとの両立を図るため転職を決意。2020年よりデイサービスセンター泉共にて機能訓練指導員として約5年間の経験を積み、「より良い介護サポートを追求したい」という思いから、ケアマネジャーへキャリアチェンジ。2024年春より介護事業部・居宅介護支援部に所属し、ノアガーデンのご利用者さまをはじめ、居宅サービスを利用する方々のサポートに従事している。趣味はテーマパーク巡りと旅行。動物好きが高じて三重県まで足を運び、ラッコショーを観賞するほどの行動派。

※本記事は2025年3月時点の情報を掲載しています。

誰かの支えになることが、私自身を強くしてくれた。

これまでどのようなキャリアを歩んで、ノアコンツェルに入社されましたか? 

 最初は子育てをしながら専門学校に通い、柔道整復師の資格取得を目指していました。資格があれば、自分の将来はもちろん、子どものためにもなると思ったからです。卒業後はすぐに整骨院で働き始めましたが、勤務時間の調整が難しく、子育てと仕事の両立に悩む日々が続きました。子どもとの時間を大切にしながら働ける場所はないかと探す中、機能訓練指導員として資格を活かせる泉共のデイサービスの求人を見つけ、すぐに応募を決意。決め手になったのは、自宅から近く、日曜休みがあることでした。実際に子育て世代のスタッフも多く、働きやすい環境が整っていました。入社して良かったと今でも思います。 

機能訓練指導員として約5年間勤めたそうですね、どんな経験をしましたか?

 半年間の研修を含めて、デイサービスセンター泉共 旭ヶ丘に約5年間勤めました。その間に、泉共やノアガーデンのご利用者さまとも顔なじみになり、皆さまにとても温かく接していただきました。特に印象に残っているのが、リハビリにあまり前向きではなかったご利用者さまの言葉でした。毎日声掛けを続けた結果「あなたがいるなら、私も頑張って通う」と言ってくださったんです。身体の回復だけでなく、気持ちに寄り添うことを大切にしてきたので、その言葉は何よりの励みになりました。自分の存在が誰かの「通う理由」になれたことにやりがいを感じましたし、介護の道をさらに深めていきたい思いが強くなりました。機能訓練指導員として最後の日、その方がスタッフと一緒に玄関先まで見送ってくださいました。あたたかい気持ちのまま、新たなスタートを踏み出せましたね。

寄り添い続けた先に見えた、新たなキャリアの選択肢。

ケアマネジャーにキャリアチェンジしようと思ったきっかけは何ですか?

 ご利用者さまの身体的なサポートをするうちに、より広い視点で関わりたいという思いが強くなりました。直接的なケアを提供するだけでなく「どんなケアが最適なのか?」「どんな支援があれば、もっと快適に過ごせるのか?」と、より一歩踏み込んで考えるようになったんです。そんな中、機能訓練士として5年間の経験を積めば、ケアマネジャーの資格試験を受けられることを知りました。自分が立てたケアプランをもとに支援することで、もっとご利用者さまやご家族さまの不安を解消し、生活の質を向上させることができるのではないか。今以上のやりがいを感じられると思い、この道に進みました。

その目標のためにどのようなことに取り組みましたか?

 ケアマネジャーを目指そうと思い始めた頃から、施設のスタッフと相談し、機能訓練指導員としての仕事だけでなく、他の業務にも携わるようにしました。特に積極的に取り組んだことは、職員同士の情報共有や連携業務です。ナースケアーズ(※)の方や他の介護職の方々とこまめにコミュニケーションをとり、ご利用者さまにとってより良い支援ができるよう情報を収集して、共有していきました。その経験からケアマネジャーとしての業務感覚をつかめ、ご利用者さま一人ひとりの状況をより深く理解し、どんな支援が最適なのかを具体的に考える力が身につきましたね。

(※)ノアコンツェルが提供する24時間体制の訪問看護ステーション

一人前のケアマネジャーを目指し、できることから一歩ずつ。

現在は、どのようなことを学んでいますか?

 先輩からの引き継ぎを通じて、実際の支援に関わる準備を進めています。一人ひとりの生活や健康状態、ご家族さまの思いをきちんと理解し、支援につなげていくためには、的確な情報の整理と共有が大切です。単にプランを作成するだけではなく、施設の職員、デイサービスのスタッフ、ナースケアーズの皆さんなど、多くの関係者と密に連携を取ることが求められます。それぞれの専門職がどのように関わり、どのような役割を果たしているのかを把握しながら、適切な支援を組み立てていく。調整力やコミュニケーションの大切さを、日々実感しています。

今後の目標と思いをお聞かせください。

 まずは、現場での業務を通してケアマネジャーとしての知識の習得に努めていきたいです。介護保険制度の仕組みや各サービスの詳細、医療・介護の基礎知識など、学ぶべきことは山ほどあります。特にご利用者さまに合った支援を提案するためには、さまざまな選択肢を知り、その方に最適な方法を考える力が必要です。すぐに答えが出せることばかりではありませんが、先輩や上司のアドバイスを受けながら、一つひとつ確実に身につけていきたいと思っています。ケアマネジャーとしての業務は始まったばかりですが、ご利用者さまが安心して生活でき、少しでも暮らしの質を向上させてあげることが大切だと感じています。そのためにも、まずは信頼関係を築くことを第一に考え、誠実に向き合いながら頑張りたいです。

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