看護師(定期巡回) #INTERVIEW
“治す”から“支える”へご利用者さまに寄り添う看護師に。
佐々木 憂香
ささき ゆか

プロフィール
看護学校を卒業後、関西の総合病院で看護師としてキャリアをスタート。二次救急で重症患者の緊急治療に従事する。患者との関わりの中で訪問看護に興味を持ち転職を決意。2020年にナースケアーズ啓明で訪問看護師としての道を歩み始め、2022年からはエレンクラッセの所長代理として勤務。「仕事は、人生を楽しむ土台」と考え、プライベートではスキーやSUP、登山などアウトドアライフを満喫している。
※本記事は2025年3月時点の情報を掲載しています。
看護師にできること全てを、ご利用者さまへ届けたい。
現在の業務について教えていただけますか?
ノアガーデンエレンクラッセの所長代理として、事業所の運営管理やスタッフの業務管理、ご利用者さまのご家族との契約手続きや、サポート内容の見直しを行っています。訪問看護師としては、ご利用者さまが利用する医療機関との連携業務などですね。主に“人と人をつなぐ業務”なので、コミュニケーション力が特に求められます。ご家族の思いと主治医の見解が異なることもあるので、双方の橋渡しになることが大切です。そのバランスに心を配りながら、最適な提案を考え業務に努めています。
ノアガーデンで働こうと思ったきっかけは何ですか?
病院の医療現場において看護師の役割は“治療”が中心なので、患者さまが退院された後に関わることはありません。そんな中、独りでの生活を選ばざるを得ない方や、ご家族が慣れない介護を担う状況に何度も直面し、少しでもご家族の負担を軽くし安心感を届けられるような関わりがしたいと思い「訪問看護」という道へ転職を決意しました。訪問看護はベテランの方が多く活躍している印象があり、正直私に出来るか不安でしたが、ノアガーデンはそんな心配を感じさせないしっかりとしたフォロー体制がある環境でした。

私生活が満たされてこそ、仕事にもいい力が出せる。
働き方やプライベートでの変化はありましたか?
現在の私の働き方は、夜勤がなく、自宅にオンコール端末を持って帰って待機する夜間当番制をとっています。(※) おかげで家庭の時間も増え、家族と仕事の話をすることも多くなりました。
(※)今後は医療依存度の高い方もご利用いただく予定のため、夜勤を希望する方も歓迎です。
子どもたちからは「お母さんの職場ってすごい!」とよく言われていますね。休みも以前の職場より取れるようになったので、週末は予定をしっかり立てています。今はスキーのライセンスを取ることを目指して、スキー場へ毎週通っています。週末の予定が日々の業務のモチベーションにつながっています。
働きやすい環境づくりのために取り組んでいることはありますか?
チーム全員が私生活を充実できるような環境づくりをしています。ここで働く看護師は子育て世代の方も多いので、プライベートとのバランスが取れるようにシフト調整には気を配っています。私は、家庭の基盤を整え、自分の時間をしっかりつくることで、仕事に専念できるものだと考えています。所長代理として、スタッフが無理なく働ける環境をつくり続けていきたいですね。

最期まで寄り添うには、チーム力は欠かせない。
今年から「看取り」がスタートしたと聞きました。
2024年の暮れ頃から、より重度のご利用さまの受け入れを実施しており、当施設のご利用者さまのうち3〜5名が終末期である状況が続きました。これまでは病院に連絡してお看取りを依頼していましたが、現在ではご利用者さまが慣れ親しんだノアガーデンでお看取りまでできる体制を整えています。介護スタッフにとっては初めての経験となる人もいましたが、その度に少しでも不安を和らげられるよう、現場で声を掛け合い、支え合いながら業務を行っていました。そんな中、少しずつ現場の対応力も向上し、より良いお看取りができるようスタッフが自発的に試行錯誤できるようになった時は、本当に嬉しく頼もしく感じました。
今後の目標をお聞かせください。
現在も中重度のご利用者さまの受け入れは継続して行っています。お看取り経験の多くない介護スタッフも在籍しているため、看護師としてのサポート力が試されると感じています。今後の課題として力を入れていきたいです。また、ノアガーデンの仲間と意見を交換し合いながら、ご利用者さまにより良いケアを提供できるように業務改善を進めていきたいです。地域の方々との連携も強化し、新しい知識を吸収しながらより良い体制を目指していきたいと考えています。看護師は、ご利用者さまに寄り添いながら進んでいく姿勢が大切です。治すだけでなく共に支え合い、乗り越えていけるような関係を築いていきたいと思います。

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