ケアマネジャー #INTERVIEW

挑戦するならここしかない。柔道整復師からケアマネジャーへ。

  • 小林 宏司

    小林 宏司

    こばやし こうじ

挑戦するならここしかない。柔道整復師からケアマネジャーへ。

プロフィール

小林 宏司

ノアガーデン セイべリッサ/ノアコンツェル本社 勤務 ケアマネジャー

整骨院で柔道整復師として約20年間の経験を積んだ後、コロナ禍をきっかけに介護業界へ転身。過去に取得していたケアマネジャーの資格を活かし、2024年にノアコンツェルへ入社。現在は介護事業部・居宅介護支援部に所属し、ノアガーデンセイべリッサに常駐しながら、ご利用者さま一人ひとりに合わせたケアプランの作成を行う。趣味はサウナとバスケットボール。休日はバスケットボールサークルで仲間とともに汗を流し、心身をリフレッシュしている。

※本記事は2025年6月時点の情報を掲載しています。

コロナ禍をきっかけに、ケアマネジャーに転身。

整骨院に20年間勤めて、その後ケアマネジャーになったとお聞きしました。

 当時は、柔道整復師としてお客さまへの施術を行っていました。やりがいを感じていたものの、コロナ禍で勤め先の経営が厳しくなり、将来に不安を感じるようになったんです。ちょうどその頃、10年前に取得していたケアマネジャーの資格が更新時期を迎えていました。「ああ、この資格も持っていたな」と思い出し、ケアマネジャーとして転職するのも一つの道かもしれないと考え始めたんです。また、整骨院のお客さまの中にノアコンツェルで働いている方がいて、「とても働きやすい職場だよ」と勧めてもらい、その言葉に背中を押されて応募を決めました。

ケアマネジャーの資格は、目指して取得されたものだったんですか?

 実は、ケアマネジャーの資格は「将来、手に職を持てるように」という思いから取得したものでした。柔道整復師の資格を持っていたので、転職を考えた当初はデイサービスの機能訓練士として働く選択肢もありました。しかし、そのためには新たに講習を受けて資格を取得する必要があったので、すぐに仕事ができるように既に持っていたケアマネジャーの資格を活かそうと考えたんです。未経験からの挑戦でしたが、ノアコンツェルに入社できたときは嬉しかったですね。 

 現在、働き始めて1年が経ちます。整形外科の分野については、前職での経験があるので、ご利用者さまの身体の状態を理解する点で介護の現場でも活かせていると感じています。ただ、介護の専門分野についてはまだまだ勉強中です。分からないことがあれば、現場のスタッフや先輩ケアマネジャーに積極的に質問し、日々学んでいます。知識を身に付けながら、ご利用者さまにとって最善のケアを追求していきたいです。

チームの支えがあってこそ、ケアプランは完成する。

ケアマネジャーの業務について詳しく教えていただけますか?

 主な業務は、担当するご利用者さまの居室に月に一度訪問しご状況を伺う「モニタリング」です。「車椅子を借りたい」「デイサービスに通いたい」といったご要望や、体調の変化がないかをお聞きしています。その会話をもとに、一人ひとりに最適なケアプランを作成するのが私たちの役割です。

 また、作成したケアプランを実際に提供するため、各事業所の代表者と集まって「サービス担当者会議」を行います。「この方にはもう少しリハビリが必要」「家族のサポートも検討したい」といった話し合いを重ねています。必要に応じて病院と連絡調整、市役所への申請等行います。オフィスでの書類作成などの事務作業も多いですが、それぞれの日で動き方は変わります。

普段の業務で大切にしていることはありますか?

 ケアマネジャーとして働きはじめた頃、とある認知症の方を担当したことがありました。モニタリングで丁寧にヒアリングをしていたつもりでしたが、後になって話の内容と実際の状況が異なっており、ケアプランの作成に戸惑ったことがあったんです。

 そんな時、当時の先輩ケアマネジャーから「モニタリングはご利用者さまに行うものでもあるけれど、事業所のスタッフから話を聞くこともモニタリングの一部」とアドバイスをいただいたんです。 一人の視点だけでは、良いケアプランはできないと気付いた瞬間でした。

 それ以来、現場の各職種のスタッフとコミュニケーションを取ることを大切にしています。ご利用者さまの状況を、さまざまな角度から理解することで、支援の方向性も見やすくなります。ご利用者さまの意思と周囲の判断、そのバランスを取りながら、最適なケアプランを立てていきたいです。

未経験から成長できる環境が、ノアコンツェルにはある。

今後の目標をお聞かせください。

ご利用者さまと向き合う時間をもっと増やしていきたいと考えています。現在はケアプランの作成や書類整理に時間がかかってしまい、一人ひとりとじっくり会話する時間が十分に取れていないと感じています。ご利用者さまの本当の想いを聞いてこそ、その方に合ったケアプランを作成することができると思います。

 そのためにも、まずは事務作業のスムーズ化を図りたいです。介護保険の仕組みやサービス内容について、まだ分からないことが多く、調べながら書類をつくることも多いので、経験を積んで知識を身につけ、もっと効率よく作業できるようになることで、その分ご利用者さまとの時間に充てられると考えています。地道に頑張っていきたいです。

これからケアマネジャーを目指す方にメッセージをお願いします。

 私は未経験でケアマネジャーになりました。資格自体は10年ほど前に取得していましたが、実務に携わるのは初めてでした。「今やらなければ、きっと後悔する」と感じ入社しましたが、思い切って挑戦して良かったと感じています。

 ケアマネジャーは、介護福祉士などの資格をもち、5年以上の経験を積むことでなれる職業です。ノアコンツェルには、介護職からケアマネジャーへとステップアップしたスタッフが多く在籍しています。社内には、資格取得に向けた支援制度も整っているので、挑戦したいという想いをしっかりと後押ししてくれる環境です。

「いつかはケアマネジャーになりたい」と考えている方も、ここならきっと実現できると思います。ぜひ一緒に働きましょう。

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