介護職(定期巡回) #INTERVIEW

“ここを選んでよかった”と、心から誇れる施設を目指して。

  • 西内 祥乃

    西内 祥乃

    にしうち あきのり

“ここを選んでよかった”と、心から誇れる施設を目指して。

プロフィール

西内 祥乃

ノアガーデン アビークロエ 勤務 介護職/センター長

関西を拠点に有料老人ホームを展開する企業に13年間勤務。介護スタッフとして入社後、6年以上にわたり管理職を歴任し、関西・首都圏あわせて8拠点を異動しながら、施設の立ち上げや職員育成に携わる。2024年に札幌へ移住し、ノアコンツェルへ入社。現在はノアガーデン アビークロエにてセンター長を務める。定期巡回型の介護サービス運営に加え、ホスピスフロア開設にも尽力した。趣味は山菜採りとキャンプ。休日には札幌近郊の自然に足を運び、四季折々の風景にふれる時間を大切にしている。

※本記事は2025年8月時点の情報を掲載しています。

自分らしい働き方を探し、たどり着いた北海道の地。

前職ではどのようなキャリアを歩んできましたか

 前職では、有料老人ホームを多数展開する関西の企業に、13年間勤務していました。介護スタッフとして入社し、日常のケア業務に加え、他業種との連携やご家族さまへの対応業務などにも携わりました。その後、6年以上管理職を務め、大阪・東京であわせて8つの拠点を異動。施設の立ち上げやスタッフの教育、人員配置の最適化、施設運営会議の進行など、現場の中核を担う立場として幅広い業務を経験しました。

 入社当初は十数拠点だった施設も、在職中には60拠点以上へと急拡大。変化の多い環境ではありましたが、その分、組織づくりの難しさと面白さを実感できた場所でもあります。そこで得た視点や姿勢を、ノアガーデンの現場にも活かしていきたいと考えています。

ノアコンツェルに入社したきっかけをお教えください。

 以前から「自然に囲まれた場所で暮らしたい」と、妻とよく話していました。妻の実家は釧路市にあり、そこに義父が暮らしていたこともあって「北海道なら自然とのふれあいを大切にしながら、家族で支え合うことができる」と考えるようになりました。都市の利便性と自然環境のバランスを考慮して、最終的に札幌市への移住を決めました。

 ノアコンツェルへの入社は管理職候補としてお声がけいただいたことがきっかけでした。前職での経験を評価いただけたのだと思います。現在はセンター長としてさまざまな役割を担いながら、オペレーター業務にも携わっています。アビークロエでは2025年7月にホスピスフロアを開設したばかり。これから求められる役割にしっかり応えていきたいと考えています。

暮らす人と支える人、どちらにもやさしい施設でありたい。

ホスピスフロアの新設は、どのように進めてきましたか?

  親会社のCUCと連携しながら、ホスピスフロアの立ち上げを進めました。私自身も連携施設である「ReHOPE札幌北」に視察へ行きましたが、これまでとは異なる視点での施設づくりが求められているため、スタッフの考え方や運営のあり方などをしっかり学びました。

 今後は、重度のご利用者さまのご利用も増えてきますので「できることを、できるだけ続けられるよう支える」という姿勢は、何よりも大切にしていきたいと考えています。また「ノアガーデンだからこそ実現できること」にも積極的に挑戦していきたいです。アビークロエらしさも意識しながら、一つひとつ丁寧に形にしていきたいと思います。

施設づくりに対する熱意が、さらに高まっていきそうですね。

 働くスタッフ一人ひとりが「あの施設で働いている」と胸を張って言える施設をつくりたいです。そう実感できる環境になれば、スタッフ自身のやりがいやモチベーションにもつながりますし、日々の仕事にも前向きに向き合えるはずです。

 また、ご利用者さまにとっても「あの施設に入居できてよかったね」と、ご家族や親しい方から声をかけられることが、安心感や満足感につながるのではないかと考えています。ご本人とご家族の双方に「ここを選んでよかった」と思っていただける、そんな居場所を目指していきたいです。

 そのためにもまずは、施設をしっかりと稼働させ、安定して利益が出せる体制を整えることが第一だと捉えています。事業として継続性を持たせたうえで、スタッフができる限り長く、安心して働き続けられる職場環境を整えることが、私の果たすべき役割だと考えています。

挑戦を重ね続け、施設の“これから”を育てていきたい。

今後の目標をお聞かせください。

大きな目標を掲げて突き進むというよりも、日々の業務と誠実に向き合いながら、自分に求められる役割を着実に果たしていきたいと考えています。前職でもそのように突き進んできました。これからも変わらず、その姿勢を大切にしていきたいです。

 また、ご利用者さまとの関係性も、より深く丁寧に築いていきたいと考えています。定期巡回型というサービスの特性上、どうしても関われる時間は限られてしまいますが、その短い時間の中でどのような関わり方ができるかを常に意識し、質の高いケアを提供していけたらと考えます。新設したホスピスフロアについても、着実に運営を軌道に乗せ、地域にとって必要とされる場所へと育てていきたいです。

これから入社を考えている方へメッセージをお願いします。

 介護業務は身体だけでなく、頭と心も使う仕事だと思います。ご利用者さまとの関わりの中で「自分の行動が誰かの安心につながっている」と実感できる瞬間があります。そうした積み重ねが、確かなやりがいとして返ってくるのが介護の魅力です。

 私は「仕事が大変なのは、どの職場でも共通している」と捉えています。だからこそ「大変なことがあっても、この場所で働き続けたい」と思える職場をつくることが、何より重要だと考えています。ノアガーデンは今、仕組みや組織をつくっていく段階にある施設です。その分、自分の意見や提案が現場づくりに直接反映される環境でもあります。介護の経験がある方はもちろん、未経験の方でも、目の前の人に向き合う姿勢があれば、きっとやりがいを見つけていただけるはずです。ともに現場を支え合いながら、高め合える方と働いていけたら嬉しいですね。

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