介護職(デイサービス) #INTERVIEW
新卒から介護職の道へ。 心にまっすぐ寄り添う介護士に。
橋本 賢尚
はしもと けんしょう

プロフィール
2025年にノアコンツェルへ入社。デイサービスセンター泉共 白石へ配属され、介護スタッフとして勤務を開始する。現在は介護の基本を学びながら、入浴介助や生活支援を中心に担当。今後は資格取得にも挑戦し、ご利用者さまの小さな変化に気づく介護士を目指している。休日はドライブや音楽鑑賞でリフレッシュする時間を大切にしている。
※本記事は2025年8月時点の情報を掲載しています。
人のあたたかさに触れて、踏み出した介護の世界。
ノアコンツェルに入社した理由をお教えください。
高校時代、コンビニでアルバイトをしていたときに、高齢のお客さまと関わる機会が多くありました。世間話をしたり、やりとりを重ねる中で「高齢者と関わる仕事をしてみたい」という思いが芽生え、介護の道へ進もうと決めました。
卒業後の就職活動では、いくつかの施設を見学しました。その中でも泉共 白石を訪れたときに感じた施設の雰囲気や、ご利用者さまの明るい表情がとても印象的でした。スタッフの方々も自然体で優しく接してくださり「ここなら自分も頑張れる」と感じ、入社を決意しました。
職場の雰囲気や先輩方の印象について教えてください。
入社してからも当時の印象そのままです。泉共 白石のスタッフの皆さんは自分の親の年齢に近い方も多く、まるで息子のように接してくださいます。「先輩・後輩」という関係性よりも、親子のような関係性に近く、見守られている安心感があり働きやすいです。
また、ご利用者さまからは「孫みたいだね」と声をかけられることも多いです。自分の年齢が若く会話しやすいことも理由の一つだと思います。そのなかで「なぜこの仕事を選んだの?」とよく尋ねられます。入社のきっかけや興味を持った理由をお話しすると、共感してくださったり安心していただけたりすることがあり、その会話が信頼関係を深めるきっかけにもなっています。

努力して身につけた学びが、やりがいを育んでいく。
働いてみて感じたギャップや、先輩から学んで役立ったことはありますか?
最初に感じたことは、ご利用者さまとの会話における世代の違いです。耳が遠い方や認知症の方との会話では、声量や言葉の工夫が必要です。普段の言葉が伝わらなかったり、カタカナや略語が理解されにくかったりと、ジェネレーションギャップを実感しました。日頃から、できるだけ分かりやすい日本語に置き換えて伝えるよう心がけています。
先輩からは介助のコツを学びました。「自分の力だけで支えるのは大変だ」と思っていましたが、体の重心や腕の添え方、声のかけ方を工夫するだけで負担が大きく減り「どうすれば安全で負荷を減らした介助ができるか」を考える大切さを教わりました。実践してみると「なるほど」と感じる場面が多くあります。
ご利用者さまと関わる中で、印象に残っていることはありますか?
落ちている物を拾えず困っていたご利用者さまのことです。呼ばれて動くのではなく、自分から気づいて拾ってあげたとき、涙ぐみながら「気づいてくれてありがとう」と言っていただけました。その瞬間、「気づくこと」自体が介護のサポートになると実感しました。ほんの小さなことですが、自分の行動がご利用者さまの安心につながるのだと感じた出来事でした。
そのほか、ご利用者さまと一緒にゲームやトランプ、ボードゲームで遊んだ時間がとても心に残っています。自分にとっては子どもの頃から馴染みのある遊びですが、ご利用者さまにとっては初めてのことも多く、新鮮な驚きと笑顔があふれていました。その姿を見ると、一緒に楽しむ私も自然と嬉しくなります。

小さなことも見逃さず、心に深く寄り添える介護士を目指す。
今後の目標について教えてください。
最初の頃は業務を一人で進められず、先輩や上司に助けていただくことが多くありました。今では時間を意識して先を読み、準備を進められるようになり、少しずつ全体を見渡して行動できるようになってきたと感じています。
今後は、ご利用者さまが言葉にしないサインに気づけるようになりたいです。例えば、スタッフを目で追うしぐさや、周囲を見渡す様子から「何かを伝えたいのかもしれない」と察し、行動に移せるよう努めたいと思います。そうしたご利用者さまの変化を見逃さず、寄り添える介護士を目指していきたいです。そして、将来的には資格取得にも挑戦したいと考えています。
若い世代だからこそ感じられる、介護の仕事の魅力を教えてください。
ご利用者さまと会話したり触れ合ったりする中で、自分の知らなかった知識や考え方に出会えることです。人生の大先輩からさまざまなことを学べる環境で気づきも多く、毎日が新鮮です。もちろん介助など体力的・精神的に大変な部分もありますが、それ以上にご利用者さまから直接「ありがとう」と感謝の言葉をいただけることは、この仕事ならではだと思います。
「介護職は大変」というイメージがあるかもしれませんが、実際にはあたたかい交流や日常の小さな感動が積み重なっていく、とても魅力的な仕事です。相手の思いに寄り添える人ほど、やりがいを感じられると思います。自分自身も、これからたくさんの経験を積んでいきたいです。

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