介護職(定期巡回) #INTERVIEW

寄り添い続ける介護は、誰かの心の支えにつながる。

  • 伊藤 由貢

    伊藤 由貢

    いとう よしつぐ

寄り添い続ける介護は、誰かの心の支えにつながる。

プロフィール

伊藤 由貢

ノアガーデン ブランジェ勤務 介護職/オペレーター

2017年に小規模多機能型施設へ入社し、未経験から介護の現場で基礎を築く。介護福祉士の資格取得をきっかけに、自身のスキルをさらに活かせる場を求め、2021年よりノアガーデン ブランジェへ。現在は、定期巡回の介護職(オペレーター)として、ご利用者さまのケアを中心に、多職種との連携や緊急対応まで、幅広い業務を担う現場の要として活躍中。趣味はスポーツ観戦とイラストを描くこと。スポーツ観戦では主に「北海道日本ハムファイターズ」を推している。

※本記事は2025年6月時点の情報を掲載しています。

介護の道へ進んだのは、両親の存在がきっかけ。

未経験から介護の世界へとびこみ、今年で13年目とお聞きしました。

 当時、両親が体調を崩しており「自分も介護できるようにならないと」と思い、未経験から、この仕事に進みました。前職では、小規模多機能型の施設に勤務し、デイサービスでのご利用者さまの送迎をはじめ、外出レクリエーション企画や、夜勤での見守り、宿泊する方への朝食づくりなど、さまざまなことを学びました。最初は戸惑うことも多かったのですが、介護のあらゆる業務を経験し、力をつけられたと思います。2021年には、介護福祉士の資格が取得できたので、もっと活躍の場を広げたいと思い転職しました。

 ノアガーデンを選んだのは、実家から通いやすい距離にあったこと、そして以前から関心のあった「オペレーター」という職種に挑戦してみたいという気持ちがあったからです。入社して4年ほど経ちますが、一緒に働く仲間は思いやりのある方が多く、気軽に相談し合える職場だなと日々感じています。とても働きやすい職場です。

現在の業務内容を教えていただけますか?

 現場での介護ケアと、オペレーター業務を担当しています。オペレーターとしては、24時間体制でご利用者さまの暮らしを見守り、ご連絡を受けてその方に合ったケアを行っています。体調に変化が見られたときには、すぐに必要な対応をとり、現場のスタッフや看護師、ご家族へ状況をお伝えします。小さな変化にも気づけるよう、日々の観察力や現場での判断力が欠かせない業務ですね。

 そのほか、訪問ケアや車椅子での移動支援、デイサービスへの誘導、ご家族や関係者への窓口対応なども担当しています。ご利用者さまが安心して過ごせるよう、現場での情報連携はこまめに行うよう心がけていますね。

コミュニケーションから、“安心”は生まれる。

日々の業務で大切にしていることはありますか?

 ノアガーデンは、単にご利用者さまに介護ケアを提供する施設でなく、“最後まで暮らす場所”と考えています。だからこそ、ご利用者さまの一人ひとりの「これが欲しい」「どこかに出かけたい」という声にも応え、密にコミュニケーションを重ねていくことを大切にしています。

 また、介護の現場では男性職員が少なく、「女性だと相談しにくい」と感じる男性のご利用者さまもいらっしゃいます。同性だからこそ打ち明けられる悩みや不安に寄り添うことも、大切なケアの一部。定期巡回で訪問した際には「話しかけやすい空気をつくること」も大切にし、その方の気持ちに寄り添いながら、細やかな配慮を心がけています。

「話しかけやすい空気づくり」は、施設の雰囲気づくりにもつながりそうですね。

 スタッフ教育を行う立場としても、意識している部分ですね。「こんなこと聞いていいのかな」と遠慮してしまうスタッフもいるので「わからない・できない」をそのままにしないよう、自ら声をかけたり、話しかけやすい雰囲気づくりを大切にしています。ご利用者さまへのケアの質の向上のためにも、あらかじめ育成の期間や指導内容を整理し、段階的に伝えていくようにしています。スタッフ同士が自然に声をかけ合えると、それが現場の安心感にもつながっていくと思っています。

仕事も、自分の時間も、大切にする生き方を。

趣味はスポーツ観戦とイラストを描くこととお聞きしました。

 スポーツ観戦は主に野球を観ています。北海道ファイターズが好きで、特に万波選手を推していますね。試合で打った瞬間は、気持ちがあがりますしエネルギーをもらえます。

 イラストの趣味でいうと、昔、漫画家を目指していた時期がありました。当時はイベントに出したり、出版社へ応募しようか迷った事もありましたね。今は趣味として時間があったら描いています。没頭できるので良いリフレッシュになっています。

 今後、どのように働いていきたいですか?

 介護福祉士として働いて5年が経ち、次のステップとしてケアマネジャーの試験に挑戦したいと考えています。 現場で多くのご利用者さまと関わるなか、支えることにとどまらず、そのご家族の想いも反映したケアも行っていきたいと思うようになりました。

 そのためにも、まずは今できることを丁寧に、一つひとつ積み重ねていくことが大切だと感じています。 介護の現場はチームで支え合って成り立つもの。日々の報告・連絡・相談を大切にし、ご利用者さまごとに異なる理想の介護を追求していきたいと思います。

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